「色」とは。
僕の仕事は、主にWebのお仕事の中で制作のディレクションをすること。
UIを設計したり、デザインをしたりすることがメインのお仕事である。
どんなレイアウトが使いやすいのかなーとか、
どんな色だと見やすいのかな、見てくれるのかな、とかを、考えるお仕事である。
もちろん、それ以外にもやることは沢山あるっちゃあるが、
とてもざっくりに言うと、そんなところである。
今日のお仕事もひと段落し、ふと、「色」について考えることがあった。
日常の中の色んなところで「色」が登場するな、と。
- 光によって目にうつる、物の感じの一つ。
- 様々に見分けられる、ものの種類。
- おもてに現れて何かの感じを添えるもの。
- けはい。きざしを思わせる様子。調子。ひびき。
- 色情に関する次のようなこと。
- 美しいみめ。
- 色情。情事。
- 色情の対象となる異性。情人。
なんとなく「色」について調べてみても、こんなにあった。
日常的に「色」っていうものは、沢山の表情を見せる。顔色もそれだ。
そして「色」それぞれが人に与える心理的印象も、色々である。
Webのお仕事では、そこは、かなり重要な考察ポイントとなる。
光によって目にうつる、物の感じの一つ、これである。
見る人を狙った「色」の使い方。とても大事。
それは、文化によっても違ってくる。
外国の方向けの配色が日本人向けのそれと違ってくるのはそういった理由。
僕らのWebのお仕事では、「色」を使うとき同じルールの中でその色を識別している。
#000000がいわゆるWebでいうところの「黒」だ。
お仕事の中ではこのルールが無いと、対話が困難になるので、とても助かっている。
#000000を基準に、少し赤寄りにして、とか、言いあえるし効率的だ。
でも、今日はそんなルールとかについては興味が湧かないので、
若い頃、美術を専攻していた母親に「色」について投げかけてみた。
好きな「色」は「青」だそうだ。
水彩画が特に好きだったという母は、「青」の見せる豊かな表現力が好きだったそうだ。
僕は個人的には「黒」が好きだ。
ロックっぽくてカッコイイーー!というところから入って好きになったが、
年齢を重ねるにつれて「黒」の持つ「重厚感があり安定感もあるが」「垣間見せる闇」という不安定で人間的な部分も捨てがたい、という風に好きな理由が変わってきた。
決して明るい色ではない「黒」が好きという人は沢山いると思うが、
なぜ好きなのかという理由も、それぞれだと思う。
黒が好き、という人それぞれが見てる「黒」が、同じ色では無いからだ。
闇も黒、傘も黒、髪の毛も、炭も、カブトムシの背中も、腹が黒い人だっている。
そして黒だけでなく、どの色もひとつとして同じ「色」は無いんだ。
あまり考えてると、夜、寝る前に宇宙のことを想像してたら寝れなくなった、
というパターンになりかねないので、今日はこの辺で少し呼吸を整えよう。
今回は思いついたまま、つらつらと書いてしまったが、次回は少し整理したブログにしよう。
そして明日、色鉛筆買ってこよう。